皆さん、こんにちは。
恒例の年間ベストアルバムの発表をさせていただきます。
昨年同様10枚の作品を2つの記事に分け、10位から順番にカウントダウン方式でご紹介します。

そのほか、ルール及び注意事項は下記の通りです。

• 対象作品の定義は、2017年12月から2018年11月までにリリースされた「アルバム」です。(ミニアルバムは含む、シングルは除きます)
• 順位付けは「自分がちゃんと聴いた作品」です。従いまして、聴いてないけど名作！みたいな物は対象外となります。
• 順位付けのポイントは、聴いた回数にある程度左右されるかもしれません。(統計は取ってませんが)
• つまり、これは主観的なベストアルバムですので、不満・クレームは受け付けません。賛同は大いに受け付けます！

それでは、スタートです。

No.10: Kacey Musgraves / Golden Hour

ケイシー・マスグレイヴスの3作目(3月発表)。
ポップにも通じる作品になりつつある彼女ですが、あくまで繊細でナチュラルな雰囲気をしっかり保ってくれているのが嬉しいですね。暖かい春の日差しにぴったりなアルバムでした。”Butterfly”は名曲。
テイラー・スイフトみたいに違う世界の人になって行かないよう、これからも見守っていきたいアーティストです。

No.9: THE BEATNIKS / EXITENTIALIST A XIE XIE

THE BEATNIKSの久し振りの作品(5月発売)。
昔からビートニクスとかムーンライダースとかは度々聴いていました（YMOはあまり通らなかったのですが）。今にして思えば、当時こういった人たちを聴いていたのは、日本の大人のロックを聴こうとする姿勢が強くて背伸びしていたためじゃないかなと。好きなタイプの音楽ではあったんですけど。だけど私も歳をとりまして、大人のロックは背伸びしなくても自然に受け入れられるようになりました。この作品、素直にいいと思いますよ。
本作は小山田圭吾、谷口博康をはじめとする多くのバックミュージシャンの協力も得て完成させていますが、核である鈴木慶一氏と高橋幸宏氏も適度に力が抜けた感じがあって、テクノな雰囲気もあって大人向きです。ラストの「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・YA・YA・YA」もポリスっぽいところ(分かってくれるかな)がニヤッとさせられます。
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No.8: 寺嶋由芙 / きみが散る

​​最近はゆるキャラ関係のイベントでよく目にする寺嶋由芙の最新作(4月発売)。
まさに王道のアイドル歌謡で、流されることなくいい曲をリリースし続けているゆっふぃーですが、このフルアルバムでも、ちょうど80年代くらいのアイドルがリリースしていたアルバムを想起させる構成ということもあり、終始ニヤリとしながら聴いておりました。
なかなかいい曲が揃っておりまして、特に「天使のテレパシー」「背中のキッス」がいい。アルバムのタイトル曲である「君が散る」は、こんなん歌える？という超難度のメロディーなんですけど、きちっと歌いきっているところに実力も感じさせます。「背中のキッス」は、この年末にクリスマスソングとして歌わせていただきました(おっさんですけど)。多分来年も歌うだろうな。

No.7: 土岐英史 / Black Eyes

日本のジャズ、また山下達郎氏を語る上で欠かせない土岐英史の作品です(10月発売)。
最近レビューしたので多くは書きませんが、最近あまり新作を聴くことがなかった「日本のジャズ」。その実力を改めて見せてくれた作品でした。土岐さんはもとより、バックミュージシャンの演奏が素晴らしいです。
本当はもっと上の順位にしたかったんですが、悩み悩んでこの順位にさせて頂きました。

No.6: lyrical school / WORLD’S END​

2017年から5人体制の新生リリスクとして活動を再開しまして、アイドルラップという珍しいジャンルでなかなかいいところを見せていた彼女たち。2017年はシングルのみのリリースでしたが、2018年に降るアルバムがリリースされました(6月発売)。
リリスクには以前から、とにかく明るくいて欲しいと思っておりまして、その思いに本作はしっかりと応えてくれました。更に良かったのは、スチャダラパーも参加している「常夏リターン」。スチャダラパーとリリカルスクールの見事なブレンドが素晴らしかったです。途中で「サマージャム’95」のフレーズも出てきたりして、懐かしさも感じました。

いかがでしたでしょうか。引き続き、次の記事でトップ5を発表いたします。