2024年ベストアルバム from TMR (5~1位)

皆さん、今年のベストアルバム10~6位は楽しんでいただけましたでしょうか。
まだご覧になってない方は、先にこちらの方をご覧下さい。

2024年ベストアルバム from TMR (10~6位)

ここで年間ベストアルバムのルールを改めておさらいします。

  • 対象作品の定義は、2023年12月から2024年11月までにリリース/配信開始した「アルバム」です。(ミニアルバム・EPは含む、maxiシングルは除きます)
  • いわゆる再発モノはランキングから外しました。
  • 過去作品のリミックスエディション・デラックスエディションの類もランキングから除外しました。
  • ベストアルバムや、過去に録音された未発表作品の類はランキングに含みます。
  • 順位付けは「自分がちゃんと聴いた作品」です。聴いてないものは対象外です。
  • 順位付けのポイントは、聴いた回数にある程度左右されるかもしれません。
  • つまり、これは主観的なベストアルバムですので、不満・クレームは受け付けません。賛同は大いに受け付けます!

それでは5位から1位の発表です。

No.5: Little Feat / Sam’s Place

リトル・フィートの12年振りの新作。メンバーだったギタリスト、ポール・バレアがこの世を去ってから初めての作品です。
本作はウィリー・ディクソン、マディ・ウォータース、リトル・ウォルターといったブルースの巨人たちのカバーがメインとなっております。また今まであまりリード・ヴォーカルを務めてきていなかったバンドのパーカッショニスト、サム・クレイトンがめちゃくちゃ渋い声を聴かせてくれます。ブルースファンの方は痺れると思います。

No.4: Various Artists / Petty Country: A Country Music Celebration of Tom Petty

トム・ペティと彼のバンド、ザ・ハートブレーカーズが残した曲の数々をカントリー・ミュージックのアーティストがカバーしたトリビュートアルバムです。特に1980年代後半からトム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズはアメリカ南部の音作りにシフトしてきて、そのことを考えるとカントリーとの親和性もあり、本作も素晴らしいカバー作品の数々を聴くことができます。
中堅バンドから、ドリー・パートン、ジョージ・ストレイトといった大御所までが参加しています。

No.3: The Marias / Submarine

2016年にロサンゼルスで結成されたザ・マリアズの2作目の作品です。
サイケ・ポップでありながらソウル的な感覚もあり、マリア・ザードヤの甘くて妖艶なヴォーカルも相まって、独特の浮遊感というか、アルバムジャケットのように海中を漂っているような、そんな雰囲気が全体を包み、中毒性があります。
彼らの持ち味でもあるスペイン語の曲も収録。
ビルボード誌のアルバムチャートで17位まで上がるヒットを記録しています。

No.2: Post Malone / F-1 Trillion

昔は完全にヒップ・ホップ・アーティストだと思っていたポスト・マローン。しかし実はジャンルで括れない音楽性を持っているのを知ったのはここ数年で、とうとう今年にカントリー・アルバムをリリースしました。この「F-1 Trillion」が第2位です。
今年はビヨンセの新作がカントリーフォーマットのラジオ局でもよく流れ、彼女の有名さもありかなりの評判になりましたが、カントリーファン歴50年弱の私としては、正直アチラは「うーん…」という感想でした。もしかしてポスト・マローンもそんな感じかな?と思ったんですが、実に、実に素晴らしいカントリー・アルバムとなっております。モーガン・ウォレン、ハンク・ウィリアムス・ジュニア、ブレイク・シェルトン、ドリー・パートンなどなど、多くのカントリー・スターたちをフィーチャーした曲の数々。
私にとっては文句なしの、今年No.1のカントリー・アルバムだと思っています。

No.1: 春風レコード / 春風に触れる

2023年に活動開始した5人組バンド、春風レコードのデビューアルバム(EP)を今年のベストアルバムに選出いたしました!
池田春さんのヴォーカルが魅力ですが、主にソングライティングを担当しているベースの宮崎龍一さん、曲を気持ち良い音に仕上げてくれているギターの白瀧翼さん、キーボードのやまもとゆきこさん、ドラムスのカジヤマハルカさんといった
パッと聴いた感じですとシティポップの影響が強いバンドですが、その中でもR&Bの影響を強く受けている音作りが私の好みにストレートに刺さりました。恐らく今年一番多く聴いたアルバムです。

今年のベストアルバム10枚のご紹介は、以上です。

いかがでしたか?今年は国内アーティストの作品が1つしか選ばれませんでした。特にアイドル系の作品がなかったのが私としては意外というか、今年の趣味嗜好の変わり具合を象徴していると思います。
(とは言ってもアイドルのアルバムを避けるようになったわけではなく、選定過程の一番最後で泣く泣く私立恵比寿中学のアルバムを落としてしまいました)

来年もいい音楽をたくさん聴いていきたいと思います。
いい作品はこちらでも(来年こそ)たくさん紹介していきたいと思っていますので、よろしくお願いします!

※ベストアルバムの他にベストソングの記事も公開しますのでこちらもどうぞ!(プレイリストあります)


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