Nona Reeves / Choice

Nona Reevesによる2011年発表の洋楽カバーアルバム。ビルボードマガジンの表紙がオシャレですね。

西寺郷太さんのボップマニア振りは、マイケル・ジャクソンのマニアっぷりでもよく分かりますし、毎週水曜日のTBSラジオ「キラキラ」での音楽コラムでもおなじみの通りです。そんな彼の率いるノーナ・リーブスのカバーアルバムが悪いわけがないですね。
と言うことで、本作に期待を寄せて聴いた。

まずは選曲にニヤリ。ビージーズの “Jive Talking” を始めとして、プリンスは敢えてロックっぽい初期のヒット曲 “I Wanna Be Your Lover”、マイケル・ジャクソンも「敢えて」ロックな “Smooth Criminal”、イーグルスも「敢えて」超有名な曲ではなく “I Can’t Tell You Why”(ただ、この曲は私にとってのイーグルスでは一番好きな曲です)…と言ったように、皆が知っている曲が基準ではなく、「いい曲」を基準に選曲していることが良く分かります。この選曲は、私の好みに非常に近いものがあってとても嬉しいです。

ある時は原曲にほぼ忠実に、ある時は(原曲を良く知っている人にとっては)大胆なアレンジを施し、と変幻自在。演奏も本当にうまい…。勿論西寺さんのヴォーカルも、心からポップミュージックが好きなんだなと思えるほど、気持ち良さそうに歌っているので、聴く側も本当に気分が良くなります。

私としては、テディ・ペンダーグラスのカバー “Love TKO” と、トッド・ラングレンのカバー “Wailing Wall” の2曲が特に気に入っております。

本作は、少なくとも日本においては史上最強の洋楽カバーアルバムですし、海外アーティストによるカバー集の中でも上位クラスの出来だと思います。

現在カバーアルバム第2弾を録音中と言うことなので、こちらにも期待が高まるのは当然。もしあなたが洋楽ファンなら、間違いなく聴くべき作品です。

Tracks:
01: Jive Talkin’
02: I Wanna Be Your Lover
03: Don’t Talk About It
04: Just The Way You Are
05: I Can’t Tell You Why
06: Smooth Criminal
07: Love T.K.O.
08: Wailing Wall
09: Kokomo


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