The Neville Brothers / Authorized Bootleg: Live at Warfield Theatre, San Francisco, CA – February 27, 1989

2010年に発表されたネヴィル・ブラザースの2枚組ライブアルバムです。Authorized Bootleg?ん?何コレ?と思ったのですが、どうやらHip-O Selectレーベルのシリーズもののようですね。
ライナーなどを見ると、最新録音版ではなく、アルバム “Yellow Moon” が発売される直前のもので、アルバムタイトルにもある通り1989年2月27日に行われたもの。20年以上も前の音源をなぜ今?という疑問もないわけではないですが、企画ものと言うことなのでしょう。

さて本作品、言うまでもなくライブアルバムなのですが、綺麗にアルバムに取りまとめましたという感じではありません。曲間の編集が殆どぶった切りであったり、収録後の緻密なミキシングなどの細かい編集などをやっていない感じです。アルバムタイトル通りブートレグな雰囲気がありますね。
逆に言うと、無理な編集がないのでライブの臨場感はたっぶり。世界最高のライブバンドとも言われている彼らのグルーヴが満喫できると思います。

収録されているのは、彼らのライブではお決まりの “Fire On The Bayou” 辺りのニューオリンズ・ファンクのナンバーに始まり、当時の最新作 “Yellow Moon” からのナンバー(”Wake Up”、”Voo Doo”、”Yellow Moon”、”Sister Rosa”など)、アーロン・ネヴィルのヴェルヴェット・ヴォイスによるバラード、60年代のロックンロールメドレー “Amazing Grace”、クロージングと、まさに彼らのライブ定番の流れとなっております。

ニューオリンズ・ファンク特有のうねりは言うまでもなくカッコいい。Aaronの美声にもうっとり。ロックンロールメドレーは今まで聴いた他のライブと比べるとギターが鳴りまくっていてロック色が強い。全19曲、110分ノンストップで聴くとかなり体力を使いますが、これがニューオリンズのグルーヴ。目一杯楽しめる。聴き所を書こうと思ったのですが、「全部」としか言いようがないですね。ネヴィル・ブラザースのライブの魅力を生に近い状態で聴くことができる素晴らしい作品となっています。

Tracks:
01: Fire On The Bayou
02: Hey Pocky Way
03: Junk Man
04: Mojo Hannah
05: Wake Up
06: Voo Doo
07: Yellow Moon
08: Tell It Like It Is
09: Instrumental Jam
10: My Blood
11: Sister Rosa
12: Brother John/Iko Iko/Do You Want To Dance/The Banana Song (Day-O)
13: Shake Your Tambourine
14: Big Chief
15: Rock’n Roll Encore Medley: Johnny B. Goode
16: Rock’n Roll Encore Medley: Boney Maronie
17: Rock’n Roll Encore Medley: Dizzy Miss Lizzy
18: Rock’n Roll Encore Medley: Slow Down
19: Rock’n Roll Encore Medley: Rip It Up
20: Rock’n Roll Encore Medley: Oh Boy!
21: Rock’n Roll Encore Medley: Long Tall Sally
22: Spoken Introductions/Instrumental
23: Amazing Grace
24: One Love
25: Closing Instrumental


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