Nick Loweの1990年作品。それまで不仲と伝えられていた、旧友デイヴ・エドモンズとのコンビ復活作です。
前作 “Pinker And Prouder Than Previous” でも一部参加していましたが、今回はすべての曲でのプロデュース。またギターでも参加しています。
1曲めの “You Got The Look I Like” でデイヴ・エドモンズらしいギターが全開。ロックパイル時代にも見せていたシンプルなロックンロールが久し振りに聞けます。2曲目以降はライ・クーダーのギターがフィーチャーされたアーシーなロック。もちろん、このメンバーには欠かせないジム・ケルトナーも参加していて、熟練した渋いドラミングを聴かせてくれます。
全般的には今までの作品と比べてアーシーな雰囲気を持った曲が多いのですが、昔からのニック・ロウファンにとっては嬉しいポップでキャッチーな曲も当然用意されています。”What’s Shakin’ On The Hill” や “Rocky Road” は、彼ならではのきれいなメロディーラインが光る名曲です。
キワモノ好きには、日本をイメージした不思議な曲、”Gai-Gin Man” あたりもお勧め。1988年に来日した際(ちなみにそのライブ見に行きました)の影響があるらしいです。もちろん、ここで歌われている「ガイジン」とは、彼とバックメンバーの面々のことであろう。「ガイジン、ガイジン、ガイジン、ガイジン、ガイジンマ〜ン」というシンプルでベタなリフが微笑ましい。
Tracks:
01: You Got The Look I Like
02: (I Want To Build A) Jumbo Ark
03: Gai-Jin Man
04: Who Was That Man?
05: What’s Shakin’ On The Hill
06: Shting-Shtang
07: All Men Are Liars
08: Rocky Road
09: Refregirator White
10: I Don’t Know Why You Keep Me On
11: Honeygun
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