Daryl Hall / Soul Alone

1986年に発表した “Three Hearts In The Happy Ending Machine” 以来7年振りの、ダリル・ホールのソロアルバムです。
このアルバムが発表された当初、私はあまり好きなアルバムとは思わず、あまり聞いておりませんでした。しかし、2-3年程経ち、改めてこのアルバムをCDラックの奥から引っぱり出して聞いて見ると、なぜ今まで好きではなかったのか不思議に思えるほど聞き入ってしまいました。このアルバム、あまり売れなかったように記憶しているけど、かなりの名作だと思います。

打ち込み中心のリズムトラックが好きではなかったのかもしれませんが、なぜか今ではこれは全く気になりません。ダリル・ホールが表現している世界は、まさにノーザン・ソウルそのもの。”I’m In A Philly Mood”なんて歌い上げてしまうところなんか、すごくかっこいいんです。この曲と、”Stop Loving Me, Stop Loving You”が素晴らしい出来。

なお、今回のレコーディングはロンドンとニューヨークで行われていますが、ロンドンでのレコーディングは、ソウル・II・ソウルの人脈である元ザ・チャイムスのマイケル・ペデンが担当しています、彼のプロデュースした3曲は、やはりというべきか、グラウンド・ビート系のアレンジとなっており、これがダリル・ホールのヴォーカルと良く合っています。
一方、ニューヨークでのレコーディング作品は、今にもルーサー・ヴァンドロス辺りが歌いそうな都会的なソウル・アレンジになっていてグッと来ます。

彼の最大の魅力であるホワイト・ソウルなヴォーカルは、セクシーかつロマンティックで、夜間のクルージング(私の場合は「帰宅途中の通勤電車」)にはうってつけだと思いますね。

Tracks:
01: Power Of Seduction
02: This Time
03: Love Revelation
04: I’m In A Philly Mood
05: Borderline
06: Stop Loving Me, Stop Loving You
07: Help Me Find A Way To Your Heart
08: Send Me
09: Wildfire
10: Money Changes Everything
11: Written In Stone
12: I’ve Finally Seen The Light


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