Nagakumo / EXPO

大阪を中心に活動しているインディーズ・バンド Nagakumo の2枚目になるミニアルバムです。

Nagakumoを知ったのは、北海道のSTVラジオで土曜日の夜に放送されている「藤岡みなみのおささらナイト」で本作にも収録されている「思いがけず雨」が流れていたことがきっかけです。
激しめのコード進行やドラムス、ギターのカッティング、そしてヴォーカルを聴いて咄嗟に「Cymbals?」と思ったのですが、いやいや2021年から活動を開始したバンドだ、ということで、この2020年代にこういう40-50代の人間を25年前にフラッシュバックさせられるバンドがいたんだと思い興味を持ちました。

Nagakumoは、オオムラテッペイ (Bass)、コモノサヤ (Vocal & Guitar)、ホウダソウ (Drums)、ホオニシレイジ (Chorus & Guitar) の4人からなり、自らをネオネオアコバンドと称しているみたいです。確かに、ネオアコっぽい雰囲気を持つ曲なのに明らかに違う部分も感じるので。

この作品はCDでの販売がどうしても見つけられていないので配信でのリリースになっているようですが(間違っていたらごめんなさい、ライブ会場とかで限定販売されているのかも知れません)、収録されている6曲ともなかなか佳曲揃いで非常に気に入っております。曲だけでなく、メンバーの演奏テクニックの高さ、そしてヴォーカルのコモノサヤの爽やかさと艶っぽさが同居したようなヴォーカルにかなりハマっています。ライブ行きたいけど、関東地方にも来ていただけるかしらん。

渋谷系とかポスト渋谷系とかいう言葉で括るのはどうなんだろう?と常日頃思っていますが、いわゆる「あの辺」が好きな方は、恐らくNagakumoの音楽に好きな音楽の共通項がきっとあるはず。少なくとも私はそうでしたので。是非聴いてほしい作品です。

Tracks:
01: 思いがけず雨
02: Awayokuba
03: Birthday
04: イン・ザ・ジオラマ
05: 渚のメモリーズ
06: Friends


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