2022年リリース、活動歴60年近くになるベテラン女性ブルースシンガー&ギタリスト、ロリー・ブロックのアルバムです。
ここ10年ほどの彼女は、カナダの独立レーベル Stony Plain からブルースのシリーズもの、つまりカバー集を中心にリリースしてきています。本作品は、2018年からスタートさせた女性アーティストが残してきた作品をロリー・ブロックの解釈で演じるという “Power Women Of The Blues series” の第3弾という位置づけになっています。
本作、タイトル通りのブルース作品集と思いきや、ジャンル的に言うともう少し広いところをカバーしていて、ブルースファンならずとも聴いたことのある曲が収録されております。エタ・ジェイムズやココ・テイラーと言ったブルースシンガーから、グラディス・ナイト、ステイプルズ・シンガーズ、メアリー・ウェルズと言った往年のソウルシンガー、そしてキャロル・キング、ボニー・レイット、トレイシー・チャップマンと言ったところなど、と言ったところです。
曲調も極端にブルースにアレンジしたという無理矢理感はなくて、あくまで自然体に歌っている感じがしますね。ですのでブルースアルバムというよりはヴォーカルアルバムと言ったほうが良いかも知れませ.んが、これはこれでとてもいい作品だなというのが率直な感想でした。
Tracks:
01: I’ll Take You There
02: Midnight Train To Georgia
03: My Guy
04: Fast Car
05: Cried Like A Baby
06: Love Has No Pride
07: I’d Rather Go Blind
08: Lovin’ Whiskey
09: Dancing In The Streets
10: You’ve Got A Friend
11: Freight Train
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