2015年発表のカントリー界の大ベテラン、ウィリー・ネルソンとマール・ハガードによる共作アルバム。ウィリー・ネルソンが82歳、マール・ハガードが79歳という、すごいコンビによる作品ですが、まだまだ衰えを知らない2人のバイタリティーには、ただただ脱帽です。
アルバムのタイトルは、ヨーロッパ初のジャズミュージシャンとも言われるジャンゴ・レインハート(Django Reinhardt)と1920年代に活躍したカントリーシンガー、ジミー・ロジャース(Jimmie Rodgers)で、本作は彼らへのリスペクトアルバムとなっています。これ、1983年にウィリーとマールが発表したアルバム、”Poncho And Lefty” に通じるものがありますね。
さて、アルバムの内容ですが、とにかく元気。老いは全く感じさせません。2人とも昔はちょいワルオヤジでした(2人共若い頃にマリファナ歴があります)が、本作に収められた “It’s All Going To Pot” なんてタイトルを見ると、「おー、元気だな2人とも」と思っちゃうわけです。
その他にも特筆すべきは、この2人に加えて今年80歳になったボビー・ベアを交えた、合計241歳トリオで亡きジョニー・キャッシュを歌う “Missing Ol’ Johnny Cash” でしょう。こういう曲はこの3人でしか歌えないなあと思います。皆老いを感じさせず、リラックスした演奏と歌唱は一番の聴きどころだと思います。
これからもずっと元気に活動して欲しいです。
Tracks:
01: Django And Jimmie
02: It’s All Going To Pot
03: Unfair Weather Friend
04: Missing Ol’ Johnny Cash (featuring Bobby Bare)
05: Live This Song
06: Alice In
07: Don’t Think Twice, It’s Alright
08: Family Bible
09: It’s Only Money
10: Swinging Doors
11: Where Dreams Come To Die
12: Somewhere Between
13: Driving The Herd
14: The Only Man Wilder Than Me
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