皆さん、今年のベストアルバム10~6位は楽しんでいただけましたでしょうか。見てない人はこちらから見てくださいね。
では、年末まで時間もないので早速行きましょう。
No.5: KIRINJI / ネオ
堀込兄弟からなるキリンジから、兄貴が引き継ぎ5人のメンバーを加えた新生KIRINJIになって2作目のアルバム。
詳細は別の機会にしたいのでここではあっさり。「The Great Journey」でのRHYMESTERとのコラボにはとにかく驚いたけど、見事にハマってる。もうちょっとKIRINJI色が強ければ良いけど。次の「Mr. Boogieman」は弓木ちゃんのヴォーカルがアイドルみたいでかわいらしい。次の「fake it」は昔からのキリンジっぽさがかえって懐かしく、「恋の気配」ではコトリンゴさんの大人なヴォーカルがいい雰囲気。という風に、実にバラエティに富んだ個性をこれでもか!と言うくらい聴かせてくれる。昔から一風変わってるけど根っこはしっかりしているキリンジの本質は全く従来通り。楽しんで聴けました。
No.4: Gerald Albright / G
彼がデビューした頃(1980年代半ば)は、私は単なるグローヴァー・ワシントン・ジュニアのフォロワーくらいにしか考えていなくて、あまり注目はしてませんでした。そんなわけで、今までジェラルド・アルブライトの作品はほとんど聴かずに来ていたのですが、Apple Musicを使うようになって久しぶりに聴くことにしましたが、いい。スムーズジャズというジャンルの中でも、サックス系の作品ではまさに鉄板!の1枚です。
ミドルテンポ中心の作品で、流れるようなプレイはスムーズそのもの。いい意味でBGMにうってつけの仕上がりになってます。ヒップホップ界でもベテランとなったダグ・E・フレッシュとのコラボ作品もあって、当然これは雰囲気がずいぶん違うのですが見事にハマってます。
No.3: Negicco / ティー・フォー・トゥー
2015年は彼女たちの「Rice & Snow」をダントツのベストアルバムに挙げ、2年連続ベストを…ということでしたが、残念。
曲は例によって名曲ばかりです。楽曲にも恵まれ、才能がどんどん花開いているような気がします。3人のヴォーカルもそれぞれの個性が生かされていて、アイドルというよりはヴォーカルグループと言って良いと思います。
1点残念だったのは、前作までのようなバラエティに富んだ感じが薄れたためか、「おとなしい作品」に仕上がってしまったのかな?という点です。先に書いたように、それぞれの曲についてはすごく良い出来だと思っていますが、メリハリがもうちょっと欲しかったかも。
あと個人的には、もっとConnieさんの曲が聴きたいです。
No.2: Willie Nelson / For The Good Times: A Tribute To Ray Price
今年はカントリー界でもマール・ハガードが亡くなり、だんだんとアウトロー系の人たちがいなくなってきて寂しい感があるのですが、そんな中まだ精力的に活動を続けているウィリー・ネルソンの最新作。故レイ・プライスへのトリビュート作品となっています。
軽快なタイム・ジャンパースとの共演、またストリングスたっぷりの優雅で美しいレイ・プライスの名曲の数々を、83歳の年季の入った大人の魅力で歌い上げてくれます。
秋の夜長にはよく聴きました。
No.1: 東京女子流 / REFLECTION
昨年12月25日発売ですので、今回からのルールで今年のベストアルバムの対象になりました。メンバーが4人になって初の作品で、サウンドもかなり新しいことに挑戦しています。卒業・引退した小西彩乃を惜しむ声が強かったのと、K-POP的な要素が本作に散りばめられていたことから、当初のファンからの評判は今一つという印象でした。私としては、過去からの熱狂的なファンではないので、そういう先入観がなければとても良いポップアルバムに仕上がっていると思いました。アルバムタイトル曲を始めとして、4人のヴォーカル面での個性がよく出ています。発売から1年経っていますが、未だに聴きまくっております。
最新シングルの「ミルフィーユ」もとてもいいですよ。
以上で、2016年のベストアルバムの発表を終わります。
来年ももっといろんな音楽に出会っていきたいと思います。
それでは、良いお年を!(&ハッピーニューイヤー!)
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