2020年8月に配信限定でリリースされた、カントリーシンガーのジョン・パルディ作品です。本作はコロナ禍にスタジオ一発録りでレコーディングされたカバーアルバムとなっています。事前予告なしだったので、リリース当時はとてもワクワクしました。
カバーしているのは、マール・ハガード、ドゥワイト・ヨーカム、ジョージ・ストレイト、ジョー・ディフィー、キース・ホワイトリー、トム・ペティ、プリンスと言った面々の曲。カントリーがメインではありますが、みんな大好きなトム・ペティは嬉しい、そしてプリンスを選曲したのは意外という感じです。
聴いた印象は、とても臨場感のある、気持ちいいセッションになっています。カントリー・ミュージック好きには、押さえているツボが的確。ジョン・パルディ本人も、バンドメンバーも、とてもリラックスして演奏しているように感じます。
選曲は素晴らしく、特にジョージ・ストレイトの2曲とトム・ペティ&ザ・ハートブレーカースのカバーは最高ですね。ジョージ・ストレイトをリスペクトしてるんだろうな、ということが分かる演奏、そして歌声です。
突然こういうアルバムをリリースされてしまうと、ライブに行きたくなります。真っ昼間、屋外でライブで聴くカントリーのライブ。気持ちいいだろうなと思いながら何度も聴き返しています。
最近はロックとカントリーの垣根が低くなってきているように思いますので、ロックファン(特にアメリカン・ロック・ファン)にも当然おすすめな作品となります。
Tracks:
01: The Bottle Let Me Down
02: Honky Tonk Man
03: Right Or Wrong
04: Marina Del Rey
05: Prop Me Up Beside The Jukebox
06: Somebody’s Doin’ Me Right
07: The Waiting
08: Nothing Compares 2 U
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