Emmylou Harris & The Nash Ramblers / Ramble In Music City: The Lost Concert

2021年リリース。カントリー界で長年に渡り活躍しているエミルー・ハリスが、ザ・ナッシュ・ランブラーズを引き連れて1990年に録音したライブ作品で、30年以上経て初のリリースとなりました。

エミルー・ハリスとザ・ナッシュ・ランブラーズは、1992年にリリースされたライブアルバム “Live At The Rymans” がグラミー賞を獲得した有名な作品なのですが、その2年程前、結成間もない時期の未発表ライブが初音源化されたものです。

ザ・ナッシュ・ランブラーズのメンバーは、
 Sam Bush (フィドル、マンドリン、ヴォーカル)
 Roy Huskey, Jr. (ダブルベース、ヴォーカル)
 Larry Atamanuik (ドラムス)
 Al Perkins (バンジョー、ギター、リソネーターギター、ヴォーカル)
 John Randall Stewart (ギター、マンドリン、ヴォーカル)

の5名で、特にサム・ブッシュはブルーグラス界では超有名なプレイヤーで、保守的なブルーグラスに新しい息を吹き込んだ功労者とも言われています。1989年から30年程続いた日本のカントリーフェス「カントリーゴールド」にも来日したことがあります。
その他、世界最高のドブロプレーヤーと言われている アル・パーキンス、ミランダ・ランバートやジャック・イングラムとの共演で知られるジョン・ランドール・スチュワートなど、名うてのミュージシャンが参加している訳ですから、結成間もないとは言え見事なプレイを聴かせてくれます。

曲はエミルー・ハリスが過去に発表している曲からで、エミルー・ハリスのベストライブと言った内容です。その内容で23曲も収録されているのは、さすが長年活躍しているだけのことはありますね。この中で、1980年のオーク・リッジ・ボーイズの大ヒット曲 “Leaving Louisiana In The Broad Daylight” が収録されているのですが、これはオリジナルがエミルー・ハリスのようで、1979年にシングルリリースされた “Blue Kentucky Girl” のB面に収録されていたとのことです。(これは知りませんでした)

23曲75分、レベルの高い演奏とエミルー・ハリスの美しいヴォーカルが堪能できます。”Live A The Rymans” も非常に良い作品ですが、こちらもかなり素晴らしい出来で、どうして今までリリースされていなかったのだろうと思いました。

Tracks:
01: Roses In The Snow
02: Even Cowgirls Get The Blues
03: Beneath Still Waters
04: If I Could Only Win Your Love
05: Amarillo
06: The Other Side Of Life
07: If I Needed You
08: Two More Bottles Of Wine
09: Mystery Train
10: My Songbird
11: Wayfaring Stranger
12: Green Pastures
13: Blue Kentucky Girl
14: Hello Stranger
15: Remington Ride
16: One Of These Days
17: The Boxer
18: Born To Run
19: The Price I Pay
20: Sweet Dreams
21: Save The Last Dance For Me
22: Leaving Louisiana In The Broad Daylight
23: Boulder To Birmingham


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