Najee / Savior Faire

1986年のデビュー以来コンスタントにアルバムを発表し続けているナジーの作品です。(2022年リリース)

Najeeは、コンテンポラリージャズのサクソフォン演奏と言えばアルトサックスが主流な中、敢えてソプラノサックスを中心にプレイし、またフルートも駆使するなど、独特の世界を展開してきていますが、本作でもその路線は続いていて嬉しい限りです。

アルバム全体を包むトーンは、デビューのときからずっと都会の夜を想わせる雰囲気を漂わせる感じは変わっておらず、実に安心。オシャレで、リラックスできます。ただ本作においては、アップテンポな “Luna” や “Hurricane” あたりはちょっと暖かい日の差す昼間に聴いてもなかなか良い雰囲気。そういう意味ではNajeeの新しい魅力の発見でした。

ヴォーカル曲においては、”Valentine” で参加した アリソン・ウィリアムス(80年代後半〜90年代にかけてスマッシュヒットを放っている女性ヴォーカリスト)が、ベテランらしい上巻のこもった声を聴かせてくれていい曲になっていると思います。

Tracks:
01: Dr. Doolittle (feat. Frank Wilkens)
02: Luna (feat. Mark Harris)
03: Valentine (feat. Alyson Williams)
04: Happiness (A Felicidade) (feat. Curtis King Jr.)
05: Isla Hermosa
06: Hurricane (feat. Adam Hawley)
07: Bottom To The Top (feat. David Dyson)
08: Modern Lovers (feat. Frank McComb)
09: Bounce
10: Savoir Faire


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