Colbie Caillatのデビューアルバム。ちなみにColbie Caillatはカタカナで書くと、「コルビー・キャレイ」が一番近いと思います。ですので、ここでは「コルビー・キャレイ」と記載します。本作品は、今年(2007年)7月に発売。

1985年生まれの22歳。彼女の父親は、フリートウッド・マックのプロデューサーとしても活躍したケン・キャレイ。アメリカの有名なSNSであるMySpace.comに、彼女は自作の曲をアップロードしていて、それが人気となりました。
更にはその中に入っていた “Bubbly” が米国 iTunes Storeのフリーダウンロード曲となり、彼女の名前は一気に広く知られるようになったという次第です。ふとしたことから名が知られるようになる時代ですね。

で、このデビューアルバムですが、”Bubbly” をお聴きになった方なら分かると思いますが、透き通ったようなアコースティックサウンドとコルビーの暖かい声の組み合わせがとても気持ちよく、瑞々しさ・さわやかさがいいです。全体的にはフォークっぽいアプローチになっているのかなと思います。1曲目の “Oxygen” からラストの “Capri” まで、この心地よさは一貫していて、アルバムを聴き終える頃にはちょっとした爽快感が残ります。

ビーチに行ってゆったりくつろぐ人にはうってつけの作品ですし、海に行かないまでも休日にゆっくりしたいときには一度聴いて見て欲しいです。もう海のシーズン終わったよ、っていう人には、屋上とか庭とかベランダとかに出て、目をつぶってゆったりとした気分になって聴いて欲しい、そんな作品になっています。

Tracks:
01: Oxygen
02: The Little Things
03: One Fine Wire
04: Bubbly
05: Feelings Show
06: Midnight Bottle
07: Realize
08: Battle
09: Tailor Made
10: Magic
11: Tied Down
12: Capri