1991年発表のアーロン・ネヴィルのソロアルバム。リンダ・ロンシュタットの大ヒットアルバム、”Cry Like A Rainstorm” での共演が大好評だったためか、本作では彼女がプロデュースを担当し、4曲でヴォーカルでの参加もしています。
何と言ってもこのアルバム、アーロン自身のヴォーカルは言うまでもなく、選曲や参加ミュージシャンが素晴しいです。
まず選曲について。彼がネヴィル・ブラザースでやっているようなニューオリンズっぽい曲は “Angola Bound”、アレン・トゥーサン作品の “With You In Mind” と “That’s The Way She Loves” くらいで、それ以外はポップヴォーカリストたる彼らしさを存分に堪能できます。ランディー・ニューマン作品の “Louisiana 1927” に始まり、ジョン・ハイアット、バート・バカラックと言ったソングライターの曲をカバーし、最後には誰でも知っている “Ave Maria” まで、彼のヴォーカルの素晴しさが生かされていると思います。
バックを務める参加ミュージシャンは、イントロを聴いただけで誰が参加しているか分かる程、各人が持ち味を出しておりますね。ヴァン・ダイク・パークス、ライ・クーダー、デヴィッド・リンドリー、ドクター・ジョンなどなど。
実に贅沢で文句のつけ難いヴォーカル名盤と言って良いでしょう。
Tracks:
01: Louisiana 1927
02: Everybody Plays The Fool
03: It Feels Like Rain
04: Somewhere, Somebody
05: Don’t Go, Please Stay
06: With You In Mind
07: That’s The Way She Loves
08: Angola Bound
09: Close Your Eyes
10: La Vie Dansante
11: Warm Your Heart
12: I Bid You Goodnight
13: Ave Maria
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