1987年発表のアルバム。本人アップのモノクロジャケットが渋いというのが第一印象ですが、それよりもまず参加アーティストが凄すぎることでロックファンの間で大いに話題になりました。
ギター ライ・クーダー
ベース ニック・ロウ
ドラムス ジム・ケルトナー
ちょっとでもルーツ系ロックに興味があるならこのメンバーを見るだけでドキドキするに違いない、というスーパーメンバーです。
そして、ジョン・ハイアット自身は、最大の持ち味であるソングライティングと味わい深いヴォーカルをいかんなく発揮しており、結果として素晴らしいアメリカン・ロックアルバムとなっています。
とにかくアルバムを通して聴いてほしい。これぞアメリカン・ロックという味わいの曲を堪能することが出来ます。”Memphis In The Meantime”、”Things Called Love”、”Thank You Girl” でのドライブ感が素晴らしい。
当然捨て曲なし、演奏もシンプルながらどれも味わい深く魅力的。
このアルバムで一番有名な曲と言えるのは、バラードである”Have A Little Faith In Me”。この曲、私自身これがベストトラックとは思っていないのですが、ピアノ弾き語り一本で歌い上げる、彼の妻に捧げるバラードには熱いものを感じざるを得ません。
80年代以降のベストロックアルバムの一つと断言して差し支えない、名作中の名作でしょう。
Tracks:
01: Memphis In The Meantime
02: Alone In The Dark
03: Thing Called Love
04: Lipstick Sunset
05: Have A Little Faith In Me
06: Thank You Girl
07: Tip Of My Tongue
08: Your Dad Did
09: Stood Up
10: Learning How To Love You
コメントを残す