1970年代から活動を開始し、1981年ころから全国的に知られるようになり、今やカントリー界の大御所とも言っても良い存在となったジョージ・ストレイトの最新作、25作目の作品です。(2008年リリース)
カントリーチャートだけではなく、全米アルバムチャートでも大ヒット中です。
ジョージ・ストレイトは全米ヒットを出すようになった頃から好きでずっと聴いているのですが、今まではラジオやベストアルバムで聴くのが中心で、いわゆるオリジナルアルバムは聴いてきていませんでした。
さて、本作。アルバム全体を聴いてみると、何と言うかすごくどっしりした存在感を感じた、というのが第一印象です。これはコトバではうまく説明できないのですが、ベテランらしくトラディショナルなものと現代的なカントリーをしっかりとバランスよく消化して表現している、という感じでしょうか。
全体的にはゆったりとしたリズムの曲が多く収録されています。これが「どっしりした存在感」と感じた理由かも知れません。
本作1曲目のアルバムタイトル曲と2曲目の “It Was Me” を聴くと、まさにジョージ・ストレイトの世界と言った趣です。パティ・ラヴレス、ディーン・ディロンとのデュエット曲も含まれています。
ディーン・ディロンと共演している “West Texas Town” は、ジョージ・ストレイトが時折見せてくれるウェスタン・スイング調の曲。こういうのを気持ちよくやれちゃうアーティストはなかなかおりません。
冒頭の “Troubadour” から最後の “If Heartaches Were Horses” まではとても私の好きな流れ。声がいいですね。これがアメリカの音楽、カントリーミュージックだということを思い知らせてくれます。
まだ6月も終わってないが、私にとって多分今年No.1のカントリーアルバムだと思います。いや、もしかしたら全ジャンルの中でもNo.1アルバムになるかもしれません。良い天気の下、楽しく聴きたいものです。
Tracks:
01: Troubadour
02: It Was Me
03: Brothers Of The Highway
04: River Of Love
05: House Of Cash
06: I Saw Good Today
07: Give Me More Time
08: When You’re In Love
09: Make Her Fall In Love With Me song
10: West Texas Woman
11: House With No Doors
12: If Heartaches Were Horses
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