2010年発表のカントリー・アーティスト、ブレイク・シェルトンの第7作目のアルバム。初めての6曲入りミニアルバム (EP) となっています。そして本作は、現在のところブレイク・シェルトンにとって一番アルバムチャートの上位まで行った作品となっています。
トレイス・アドキンスとのデュエット曲である冒頭のアルバムタイトル曲 (2009年末に全米トップ40入り) は、ワイルドでめっちゃかっこいいロックカントリーになっていて、ブレイク・シェルトンの伸びのある声、トレイス・アドキンスの低音がとてもバランスしていていい曲です。
また、このアルバムの全体的な構成として、ラジオ局でブレイク・シェルトンが紹介されている様なコンセプトになっています。 “Hillbilly Bone” のあとには、電話で出演している彼とラジオ局のDJ、ディレクターなどとの掛け合いがあります。彼の名前を間違えて本人から指摘を受けても全く意に介さないディレクターなど、実にユーモラスなタッチ。この辺のアメリカらしい面白さ、みたいなものも実にユニークな構成。
曲調としてはロック色の強いものが中心となっていて、現代のカントリーのメインストリーム的な内容。これは彼の魅力でもあるのだが、”You’ll Always Be Beautiful”のようなバラードもたまには良いですね。もっとも、この曲の前に収録されているのが “Kiss My Country Ass” という曲名なのもいかがなものかと、思いますが…。
Tracks:
01: Hillbilly Bone (duet with Trace Adkins)
02: Kiss My Country Ass
03: You’ll Always Be Beautiful
04: Can’t Afford To Love You
05: Delilah
06: Almost Alright
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