1998年にリリースされた、ベビーフェイスのクリスマスアルバムです。 前年にリリースされたMTVライブアルバムに続き1年ぶりの作品で、スタジオ録音作品としては5作目になります。
1980年代以降、プロデューサーとして多くのヒット曲を手掛け、自らもシンガーソングライターとして活躍、エリック・クラプトンとの共演も印象に残っているケネス・ブライアン・エドモンズことベビーフェイス。クリスマスというロマンティックな季節に合わせてヒットメーカーが紡ぐ曲の数々。聴く前から大きな期待ですね。
彼自身のペンによる “You Were Mine” 以外はクリスマスソングとして以前から親しまれている曲となっていて、ほぼクリスマスソングのスタンダード集と言って良いでしょう。
さて内容ですが、想像通り。多くの曲はロマンティックでリラックスできるゆったりとしたR&Bナンバーに仕上がっていて、なかなかいい感じです。まさにベビーフェイス・ワールドと言った雰囲気。 ”The Drummer Boy” は例外的で、レゲエ調のリズムに乗った作品になっています。
バックを固めるミュージシャンの面々も、超売れっ子セッションマンであるネーザン・イースト (bass)、ベビーフェイスはもちろんマイケル・ジャクソンの作品の多くに関わっているグレッグ・フィリンゲインズ (keys)を始めとしてベビーフェイスの音楽を作り続けてきている人たちが参加しており、”I’ll Be Home For Christmas” での分厚いバックコーラスはテイク6が参加しています。
最近の日本でのクリスマス事情は、家族や彼氏彼女としっぽりというより友人たちと楽しく過ごすようになってきているようですが、こういうロマンティックな雰囲気も懐かしくていいのではないでしょうか?年末に聴きたくなる作品の一つです。
なおこの作品、色々調べててわかったのですが、日本でもヒットしRIAJからゴールドディスクに認定されているそうです。
Tracks:
01: Rudolph The Red Nosed Reindeer
02: Winter Wonderland
03: The Christmas Song
04; White Christmas
05: The Little Drummer Boy
06: I’ll Be Home For Christmas
07: It Came Upon A Midnight Clear / The First Noel
08: Sleigh Ride
09: Silent Night
10: You Were There
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