ご存じMTVのアンプラグドライブで、1997年にリリースされたベビーフェイスのライブアルバムです。
摩天楼の美しいジャケットが印象的。私個人的には数ある同系のものではベストアルバムかなと思っています。

まず、いきなりエリック・クラプトンがゲスト登場し共演する２曲、Change The World と Talk To Meに大感激。版権の関係で（！）クラプトンの声を聴くことはできないのですが、聴いたらクラプトンとわかるギタープレイは十分堪能できます。取り敢えずこの２曲があるだけでこのアルバムは高評価でいいと思います。

一時期、名プロデューサーとして一世を風靡したこともあって、ゲストは超豪華。クラプトン以外にもボーイズ・II・メン、シャニース・ウィルソン、スティーヴィー・ワンダーなど。
スティーヴィー・ワンダーについては、80年代後半から「ちょっと変わっちゃったな」と思い始めていて、彼の最新作は進んで聴かなくなったのですが、本作の Gone Too Soon でのヴォーカルはやっぱりさすがだなと思います。
このあたり、つまりアルバムの後半はスローなナンバーが続いており、アルバムとしての盛り上がりにはやや欠ける部分が無きにしもあらずなのですが、ベビーフェイスのヴォーカリストとしての力量が発揮されていると思います。

総じて、彼のヴォーカル、ギター、ソングライティング、そしてゲストとの競演など、聴き所は多くて彼の非凡な才能を思い知らされた、そんな作品になっております。

Tracks:
01: Change The World (featuring Eric Clapton)
02: Talk To Me (featuring Eric Clapton)
03: Whip Appeal
04: Breathe Again (featuring Shanice)
05: Exhale (Shoop Shoop) (featuring Beverly Crowder)
06: I’ll Make Love To You
07: End Of The Road
08: I Care About You (featuring K-Ci And JoJo, Melvin And Kevon Edmonds)
09: The Day (That You Gave Me A Son)
10: Gone Too Soon (featuring Stevie Wonder)
11: How Come, How Long (Featuring Stevie Wonder)