現在のモータウンの代表的シンガーと言ったら言い過ぎかもしれないですが、そんな BJ・ザ・シカゴ・キッドのメジャー3作目の作品です (2019年発売)。
私は以前から、彼のようなネオ・ソウルと呼ばれるジャンルの音楽をあまり積極的に聴いてきていません。どうも、チャラい男がチャラいくせに「大人の音楽」「大人のR&B」を気取って聴いている音楽、という強烈な先入観を持っているからなんです。ニュー・ソウルからの流れで派生していると言われるネオ・ソウルはヒップホップの要素が私には強すぎる気がして(ヒップホップはそれはそれで好きなんですよ)、これをソウルとかリズム&ブルースとか言わないで欲しいよな…って感じでした。
とはいえ、このBJ・ザ・シカゴ・キッド、モータウンということもあり、また毎年のように来日してくれる「いいやつ」という印象もあるので、先入観をかなぐり捨てて聴いてみました。
予想通りヒップホップ色が強い作品で、また最近のヒップホップ界らしくゲストも豪華。個人的にはリック・ロスがフィーチャーされた “Playa’s Ball”とアンダーセン・パークの ”Feel The Vibe” なんかはカッコいいと思いましたね。
でもやっぱり印象的だったのは彼がヴォーカルを聴かせてくれるところ。ミドルテンポの曲での彼のヴォーカルはなかなかのものだと思いました。特に “Champagne” “Rather Be With You” このお2曲は結構聴き込んでおります。
結論としまして、いわゆる「ネオ・ソウル」と呼ばれるものを聴き込んでいく、という気持ちにはまだなっていないのですが、いい作品を積極的に探していきたいなと思った次第です。この作品も全体的に良くできてるものだと思います。
Tracks:
01: Feel The Vibe (featuring Anderson .Paak)
02: Champagne
03: Get Away (featuring JID, Buddy & Kent Jamz)
04: Time Today
05: Can’t Wait
06: Back It Up
07: 1123’s Playa’s Intro
08: Playa’s Ball (featuring Rick Ross)
09: Too Good
10: Close
11: Rather Be You
12: Worryin’ Bout Me (featuring Offset)
13: Reach (featuring Afrojack)
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