Bon Jovi / Lost Highway

2007年にリリースされた10作目。
ご存知の通り、Bon Joviの作品は、年を追うごとにロック好きのお兄ちゃん的な音楽性からどっしりしたアメリカン・ロックへと変化を遂げておりまして、本作も更にその傾向が強まっています。バンドとして20年以上も活動していると、貫禄もつくと言うことなのでしょうか。

「どっしりしたアメリカン・ロック」と書いたのですが、これはつまり、私の大好きなタイプの音楽になってきていると言うことでもあります。
アメリカン・ロックでもアーシーなタイプと言えるこのスタイルは、冒頭のアルバムタイトル曲から最後の「I Love This Town」まで一貫しています。アコースティックな部分を十分に残し、かつ時にはハードに決める。決してギターテクに頼らないと言うのは、初期のBon Joviのサウンドではあまり考えられなかったことですが、これもアメリカを代表するロックバンドとしてのアイデンティティの表れかな、と思います。

個々の曲それぞれについて細かくは触れませんが、アメリカンロック好き、それもアーシー系好きの方々には基本的にお勧め。特に数曲挙げるとするなら、人気カントリー男性デュオ、Big and Richとの共演作である “We Got It Going On”、それ以外には “Lost Highway”、”Summertime” あたりが良い出来だと思います。

Tracks:
01: Lost Highway
02: Summertime
03: (You Want To) Make A Memory
04: Whole Lot Of Leavin’
05: We Got It Going On (feat. Big & Rich)
06: Any Other Day
07: Seat Next To You
08: Everybody’s Broken
09: Till We Ain’t Strangers Anymore (feat. LeAnn Rimes)
10: The Last Night
11: One Step Closer
12: I Love This Town


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