Chuck Loeb / Unspoken

今やコンテンポラリージャズの中ではトップギタリストの一人で、フォープレイのメンバーでもあるチャック・ローブの最新作(2016年作品)。

フォープレイのギタリストは、リー・リトナー、ラリー・カールトンに続き三代目になるのですが、最初の二人とプレイスタイルが違うのでや少し違和感を感じたりすることもあるのですが、このソロの作品はとても良いと思います。
冒頭のCotton Clubはジェフ・ローバーとの共演。ジャズ・ファンク・ソウルでも一緒にやっているだけあって、見事な息の合いっぷりです。ドライブ感満載の軽快なオープニング。

私のチャック・ローブの印象は、暖かい陽が射す部屋でまったり聴く音楽という感じなのですが、本作ではこのCotton ClubだけでなくNatural LightやHappy Hourなど、リズムのはっきりしたややアップテンポなものが多いのが特徴かと思います。ジェフ・ローバーとかが好きな人にはたまらないでしょう。

それ以外に、ラテンフレーバーを少しだけど感じる曲も数曲。Si Se Puede (タイトルがスペイン語ですけど…)、Voramar (これなんかはボサノヴァ調ですね)など。これはこれで、彼の熱い部分が垣間見える、そんな印象でとても良いです。

しかし私のお気に入りはやっぱりまったり系でしょうかね。Unspoken、Way Up Highなんかは、このあいだの週末の様な小春日和 (12月でも小春日和っていうのか判りませんが)に聴くと、とても気分がよろしいです。

全体には、チャック・ローブのいろんな面がバランス良く収録されているので、彼に少しでも興味のある人、あとフォープレイでのチャック・ローブのプレイが合わないな…とか思っている方にもお勧めしたいです。多分フォープレイとしてよりソロの方が彼の魅力が発揮されていると思います。

Tracks:
01: Cotton Club
02: Natural Light
03: Unspoken
04: Happy Hour
05: Affinity
06: Treetops
07: Si Se Puede
08: Way Up High
09: Cut And Run
10: Voramar
11: Via Verde
12: The Coffee Man


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

About Me

音楽愛好家 兼 会社員

詳細は こちら へ。

Featured Posts