Elvis Costello / Spike

エルヴィス・コステロの1989年リリース作品です。

本作は私の大好きな作品の一つで、それは多分私の大好きなアメリカのアーティストが多く参加しているからだろうと思っています。

まずプロデュースがT−ボーン・バーネット。ミュージシャンとしてはジム・ケルトナー(ドラムス)、ジェリー・シェフ(ベース)、ミッチェル・フルーム(キーボード)、トム・ペティ&ハートブレーカーズのベンモント・テンチ(キーボード)と言った、長年アメリカの音楽を支えてきている人たちが参加。これだけでもう素晴らしい作品になるんです。
その上、聞き覚えのある重厚なホーンセクションはダーティ・ダズン・ブラス・バンド。昨年亡くなったニューオリンズ音楽のレジェンド、アレン・トゥーサンも参加しているのです。彼らの奏でる、ルーツ系漂う音楽はコステロ氏とぴったり。このレビューでも以前ご紹介している前作の “King Of America” で十分にわかった親和性ですね。

その他、私としてはダーティ・ダズンの分厚いホーンとマイケル・リボーのクレージーなギターが炸裂するファンクナンバー “Chewing Gum” がかなりお気に入りです。

そして忘れてはいけないのがポール・マッカートニーの参加。あまりにアメリカ系の豪華アーティストの参加がすごいので、見逃しそうになります。
(もっとも日本では「あのポールも参加!」という触れ込みでしたが…)
ポールの参加によって生み出された大ヒット曲 “Veronica”。これは外すわけにいきません。今ではかかっていないかもしれませんが、フジテレビの朝の情報番組のオープニングテーマとかでかかっておりました。初めてこの曲がフジテレビでかかった時は、コステロの曲がテレビで流れてる!と震えたものです。
ポールとコステロは、この最上のポップチューンである “Veronica” の他、ノイジー感のあるロックチューン、”Pads, Paws And Claws” の2曲を共作しています。

Tracks:
01: …This Town
02: Let Him Dangle
03: Deep Dark Truthful Mirror
04: Veronica
05: God’s Comic
06: Chewing Gum
07: Tramp The Dirt Down
08: Stalin Malone
09: Satellite
10: Pads, Paws And Claws
11: Baby Plays Around
12: Miss Macbeth
13: Any King’s Shilling
14: Coal-Train Robberies
15: Last Boat Leaving


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