Everything But The Girl / The Language Of Life

イギリス出身のエヴリシング・バット・ザ・ガールがプロデューサーにトミー・リピューマを迎えてアメリカ西海岸で録音した作品エス。(1990年作品)

エンジニアにアル・シュミット、ミキシングにビル・シュニーが参加していて、このメンバーを見ると西海岸系のAORの香りもしてきますね。
参加メンバーはオマー・ハキム(ドラムス)、ジョン・パティトゥッチ(ベース)と言ったGPR系プレイヤーの他、ジョー・サンプル、カーク・ウェイラム、レニー・カストロなど、豪華コンテンポラリー・ジャズ系のセッションアーティストがこぞって参加しております。ベン・ワットの心地よい楽曲と、トレーシー・ホーンのクールなヴォーカルによって極上のポップに仕上がっております。

特徴的なのは、このアルバムに3人のサックス・プレーヤーが参加していることなのですが、それぞれのプレーヤーがちゃんと個性を発揮していることです。
“Driving” などで聴ける正統派フュージョンのマイケル・ブレッカー、このアルバムでもデヴィッド・サンボーン系の情感に溢れる演奏を披露するカーク・ウェイラム、一聴してジャズ界の重鎮という音を聞かせるスタン・ゲッツ。これら3人の個性にも、トレーシーのヴォーカルがぴったり合っています。

個人的には、”Driving”、”Me And Bobby D”、”The Language Of Life” あたりがお勧め。
全般的に演奏が抑えめで、ヴォーカルもクール。秋の夜長にじっくり落ち着いて聴くことができるポップ・アルバムの傑作だと思っています。

Tracks:
01: Driving
02: Get Back Together
03: Meet Me In The Morning
04: Me And Bobby D
05: The Language Of Life
06: Take Me
07: Imagining America
08: Leeting Love Go
09: My Baby Don’t Love Me
10: The Road


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