ハンク・モブレーが1960年にブルーノートからリリースした作品です。
参加メンバー
Hank Mobley – tenor saxophone
Wynton Kelly – piano
Paul Chambers – bass
Art Blakey – drums
個人的に、数あるハンク・モブレーのリーダー作の中では一番好きな作品で、何を聴こうか迷ったときにはこのアルバムを聴くことが多いです。モブレーの優しくメロディアスなサックス、ウィントン・ケリーの美しいメロディとバッキングのピアノ、アルコは聴かれないものの、さり気なく「らしい」フレーズを連発してくれるポール・チェンバース、そして唯一無二のアート・ブレイキーのドラミング…。特にハード・バップを聴きたいなという時に、聴きたい音がだいたい詰まっている感じなのです。(トランペットを聴きたいときは他の作品に行ってしまいますが)
アルバムの冒頭を飾るのは、アーヴィング・バーリンのスタンダード “Remember” で、ここでの丁寧なモブレーのプレイはかなり好きです。その他も聴いていて落ち着く曲が多いです。その中でもモブレーのオリジナル曲であるアルバムタイトル曲 “Soul Station” は、王道のファンキー・ジャズとなっていて、ブルージーなコード進行なんかもたまらないです。
アート・ブレイキー参加作品って、結構周りのミュージシャンを煽りに行く感じのドラミングで盛り上げていく感じがあるのですが、この作品に置いては比較的落ち着いているのかなという印象です。(皆さんがどうお感じになるか分かりませんが)
何度聴いても飽きない、私にとって大好きなジャズアルバムの一つと言って良い作品となっています。
Tracks:
01: Remember
02: This I Dig Of You
03: Dig This
04: Split Feelin’s
05: Soul Station
06: If I Should Lose You
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