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ハンク・ウィリアムス・ジュニアのスタジオ作品としては6年ぶり、通算56枚目の作品です。(2022年6月リリース)
前作 “It’s About Time” では、ハンク・ジュニア節とも言える、ポップ要素皆無・ブギ要素の強い、ブルージーなカントリーを多く聴かせてくれましたが、本作はカントリー色も薄れた「どブルース」なアルバムとなっています。
全12曲のうち半分以上がロバート・ジョンソン、ライトニン・ホプキンス、ジミー・リード、マディ・ウォータースなど、有名ブルースミュージシャン達のカバー曲となっていて、本作はかなりブルースに振り切って演りたかったという感じなのでしょう。
カバー曲の中では、ライトニン・ホプキンスのカバーである “My Starter Won’t Start” と “Short Hearted Woman” が気に入っております。
オリジナル曲でも、アルバムタイトル曲では音を歪ませながらブルースしてます。これがとてもかっこいい。
ハンク・ジュニアはカントリー・アーティストとは言いつつも、もともとブルースやブギなどアメリカ南部の音楽とかなり親和性を持っているアーティストなので、ブルースアルバムを作成することは自然な流れだとは思いますし、これは本当に「アリ」です。演奏のキレもあるし、今年トップレベルのブルースアルバムと言ってもいいと思います。
Tracks:
01: .44 Special Blues
02: Georgia Women
03: My Starter Won’t Start
04: Take Out Some Insurance
05: Rich White Honky Blues
06: Short Hared Woman
07: Fireman Ring The Bell
08: Rock Me Baby
09: I Like It When It’s Stormy
10: Call Me Thunderhead
11: TV Mama
12: Jesus, Won’t You Come By Here
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