1977年発表の”JT”から1997年の”Hourglass”まで、ジェームス・テイラーがColumbiaに移籍してから20年間に発売されたアルバムからのベストトラックを集めたものです。

WarnerからColumbiaに移籍してからのジェームス・テイラーは、プライベートではカーリー・サイモンとの離婚などいろいろとありましたが、良質なウエストコーストミュージックをコンスタントに発表してくれていました。またWarner時代のように大きなヒット曲にはあまり恵まれませんでしたが、これだけの間変わらずにいてくれるジェームス・テイラーには本当に拍手を送りたいと思います。

当然のことながらこのベストアルバムも彼らしいリラックスできる曲揃いとなっていまして、初心者から長年聴き込んでいるファンまで皆が楽しめる良いセレクションとなっています。欲を言えば、1981年発表の “Dad Loves His Work” あたりから1曲しか選曲されていないので、もう少し選んで欲しかったな、というのが正直なところです。

アルバムジャケットが、1976年にリリースされた最初のGreatest Hitsと激似していますが、これはジェームス・テイラーのデビュー以来、音楽性が変わってないことを表すのかなと考えると、何となくおかしいというか、納得させられると思いました。

Tracks:
01: Secret O’ Life
02: Handy Man
03: Your Smiling Face
04: Up On The Roof
05: Her Town Too
06: That’s Why I’m Here
07: Only Dream In Rio
08: Everyday
09: Song For You Far Away
10: Never Die Young
11: (I’ve Got To) Stop Thinkin’ ‘Bout That
12: Copperline
13: Shed A Little Light
14: Another Day
15: Little More Time With You
16: Enough To Be On Your Way