JAY’EDのメジャー移籍後のファーストアルバムです。
ここ数年R&Bの分野で流行している「優しい声」が特徴で、日本のR&B系シンガーでこの声を出せるシンガーはあまりいないように思います。声にアクがないこともあるのか、様々なシンガーのバックヴォーカルでも活躍しているので、聴いたことがある声、と思う方も多いかもしれません。
J-WAVEなどで良くかかっていたヒット曲 “Everybody”は、エレクトリックなアップデンポのR&Bチューンで、正直好みのタイプの曲ではないのですが、この曲は意外といけるかなと感じました。クセになるメロディーの展開で、ついつい通勤中の車内でも口ずさんでしまいそう。
ミッドテンポの曲では、本アルバムにボーナストラックとして収録されている “You’re The Only One” がいい。これはDJ KAORIの作品にヴォーカリストとして参加しているものです。DJ KAORIもあまり好きなタイプではないつもりだったのですが、本作品でのヴォーカル、ハーモニーは美しくてとても魅力的。
でも、やっぱり彼の魅力はバラードではないかと思います。EMI MARIAとのデュエット曲である “Luv Is…” での暖かなヴォーカルは、日本のJ-POPやR&Bではあまり聴くことができないタイプの美しさです。この曲は私の中でもかなりのヘビーローテーションになっております。
声に魅力があると言うのはいいなと感じさせた、そんな作品というのが全体的な印象。今後期待できるアーティストだと思います。
Tracks:
01: Everybody
02: Can’t Let Go
03: SUNLIGHT
04: ずっと一緒
05: CRY FOR YOU
06: This Summertime (Remix)
07: Number 2 Heaven
08: Superwoman
09: Open Your Heart
10: 最後の優しさ (Album Ver.)
11: Luv Is… (JAY’ED feat. EMI MARIA)
12: You’re The Only One (DJ KAORI with JAY’ED)
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