前作 “Flipside” で普段とはちょっと違う、夏の海っぽいスカッとした一面を見せてくれたジェフ・ローバー彼が2007年に発表した作品です。
やはりこれがジェフ・ローバーのJeff Lorberだよと言う人が多いのではないでしょうか。前回とはまたうって変わり、彼らしい都会感溢れる作品です。
タイトなリズムとベースを中心に据え、ジェフ・ローバーのエレピ、ホーンセクション、かっこいいカッティングを聴かせるギターがいい按配に絡み合って、まさに夜の大都会に似合うおしゃれな作品になっています。これをUrban Jazzと呼べばいいのかな、と思っています。
個人的には、タイトルトラックである “He Had A Hat”、ゆったりさを排除しドライブ感溢れる “Surreptitious” や “Hudson”、今やジャズ界で大人気のトランぺッター、クリス・ボッティとの競演 “Orchid” あたりが非常に気に入っております。この中でも一番好きな曲は “Hudson” ですね。
次回ニューヨーク辺りを訪れる機会があったら、是非このアルバムとともに夜を過ごしてみたいです。音楽の良さも相まって、きっと街の風景も一段と映えて見えるんじゃないかなと思います。
Tracks:
01: Anthem Of A New America
02: He Had A Hat
03: Grandma’s Hands (Eric Benet & Jeff Lorber)
04: Surreptitious
05: All Most Blues
06: Orchid (Jeff Lorber & Chris Botti)
07: BC Bop
08: TheOther Side Of The Heart (Eric Benet, Jeff Lorber & Paula Cole)
09: Hudson
10: Super Fusion Unit
11: Eye Tunes
12: Requiem For Gandalf
13: Burn Brightly
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