ジェフ・ローバーによる2003年発表の作品です。プレッツェルの写真が印象的ですね。プロデュースはジェフ・ローバー自身とスティーヴ・ダブリン。

本作でも、彼らしい実にソウルフルなスムーズジャズを全編で聴かせてくれます。ややスロー目に始まる “Under Wraps”、ホーンセクションとジェフのピアノの転がり具合が絶妙な “Gigabyte”と続く前半、相変わらずいい感じです。途中でソウルフルな女性ヴォーカルの曲が2曲入りますが、このヴォーカルはナイラ。彼女の情報は入手できないのだが、ハスキー具合がとてもいい。

私としては、ファンクなリズムに乗せてジェフローバーのピアノが舞うように鳴る “Gigabyte”や “Philly Style”、”Step On It” あたりがかなりのお気に入りです。もちろんお決まりのジェリー・ヘイのホーンも大活躍。”When She Smiles”のような静かでアコースティックピアノの音色が美しい曲もありますが、本作の中心となっているミドル〜アップテンポの曲で大いに盛り上がるのが本作の楽しみ方のような気がします。

Tracks:
01: Under Wraps
02: Gigabyte
03: Regardless Of
04: Philly Style
05: Soul Food
06: Laissez Faire
07: Step On It
08: Uncle Darrow’s
09: When She Smiles
10: Serpentine Lane