御存じグレイトフル・デッドのリーダーであったジェリー・ガルシアと、ブルーグラス界の超ベテラン、デヴィッド・グリスマンががっぷり四つに組んだ、1991年発表のアコースティックアルバム。
アコースティックギターとマンドリンでここまでスリリングな演奏ができるのかと感動してしまいました。特にB.B.キングの演奏であまりに有名な “The Thrill Is Gone” と、16分以上の大作 “Arabia” に注目。ガルシアのギターがメインのときはグリスマンはバッキングに徹し、グリスマンのマンドリンソロのときはその逆と、この掛け合いは絶妙。淡々とした感じなのですが、曲後半の盛り上がりに向かっていくときの緊張感の高まりがすばらしいです。
アルバム全体を通してこの雰囲気は続いていくので聴き応えあります。
また、ホーギー・カーマイケル作のスタンダード、 “Rockin’ Chair” のゆったりした演奏も枯れた雰囲気を持ちながらも余裕の演奏。貫禄です。
あまり知られたアルバムではないのですが、名作です。
Tracks:
01: The Thrill Is Gone
02: Grateful Dawg
03: Two Soldiers
04: Friend Of The Devil
05: Russian Lullaby
06: Dawg’s Waltz
07: Walkin’ Boss
08: Rockin’ Chair
09: Arabia
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