2013年にリリースされたジミー・バフェットの作品です。
ジミー・バフェットは1970年代から「夏」を感じさせる作品をずっとリリースし続けていまして、彼自身もマイアミ州に居住しながらマイペースで活動をしています。いわばリゾートミュージック的な雰囲気も感じますが、ユーモアもふんだんに盛り込まれているので、アメリカではかなり愛されているアーティストです。
と、ここまではジミー・バフェットお決まりの紹介文と言ってもいいので本作品にちょっと目を向けるようにしましょう。
本作はもう28枚目のスタジオ作品となっていまして、これくらいのベテランになりますと、今更斬新なことも出てこないという気はしますね。悪い言い方をすれば「ワンパターン的」ですし、別の言い方をすれば「安定のジミー・バフェット」ということになるでしょう。参加メンバーもほぼ彼とライブなどで共に活動している The Coral Reefer Band (このバンド名も好き) の面々。
収録された16曲もほとんどがジミー・バフェット自身、あるいは The Coral Reefer Band のメンバーによる作品となっていて、気の合うメンバーと一緒に作り上げた作品だなあと思います。その中でも、カントリー畑でソロとしてもアーティスト、シンガー、ソングライターとして活躍しているマック・マクナリーが手がけている作品 (” Serpentine” “Useless But Important Information” は気に入っています。
またレゲエのリズムに乗りリゾート感あふれる “Somethin’ ‘Bout A Boat” や “Rue De La Guitare” など、リラックスした演奏も良くて、暑い午後に白いプールのプールサイドでトロピカルドリンクを飲みながらのんびりする、そんな気持ちになれる曲などは彼の真骨頂と言って良いですね。
また、”Too Drunk To Karaoke” ではヴォーカルのゲストにトビー・キースが登場したり、”Oldest Surfer On The Beach” ではマーク・ノップラーがソングライティングに参加する他、フィンガーピック・ギターを存分に聴かせてくれます。
チャート面では、ビルボード誌全米アルバムチャートでも4位まで上昇するヒット作品となりました。アメリカでは根強い人気を誇ることがわかりますね。
夏に涼しい音楽で気持ちよくなりたいなら、是非ジミー・バフェットを試してみて下さい!
Tracks:
01: Somethin’ ‘Bout A Boat
02: Einstein Was A Surfer
03: Earl’s Dead – Cadillac For Sale
04: Too Drunk To Karaoke
05: Serpentine
06: Useless But Important Information
07: I Want To Go Back To Cartagena
08: Soulfully
09: Rue De La Guitare
10: I’m No Russian
11: Tides
12: The Rocket That Grandpa Rode
13: I Wave Bye Bye
14: Colour Of The Sun
15: Oldest Surfer On The Beach
16: I Want To Go Back Cartagena (with Fanny Lu)
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