1960年録音、翌年1961年にリリースされたジミー・スミスの名作の一つと言っても良い作品です。
メンバーはJimmy Smith (organ)、Stanley Turrentine (tenor sax)、Kenny Burrell (guitar)、Donald Bailey (drums) というカルテット構成。こういう構成の場合は「弾きまくる」ジミー・スミスというよりは、メインはスタンレー・タレンタインやケニー・バレルに任せながらバッキングを行い、時折自らのソロを弾くといった感じになるのが興味深いです。
それにしても1曲目のアルバムタイトル曲の実にブルージーなこと。ゆったりとした気分になれます。ジミー・スミスのハモンドB3の音色も実に美しいし、ケニー・バレルのギターも言うまでもなし。”A Subtle One” や “Jumpin’ The Blues” で聴かせるタレンタインのスムーズなプレイも大好きです。アルバム全体もブルース・ジャズが溢れていて、カウント・ベイシーの”One O’Clock Jump” なんかもお気に入りです。
私はもともと、グイグイとねちっこく弾きまくるジミー・スミスが好きなので、本当は “Jumpin’ The Blues” のような雰囲気が好きなのですが、”Midnight Special” とかで聴かれる抑え気味な面も良いですね。とても好きなアルバムです。
Jimmy Smith – organ
Stanley Turrentine – tenor saxophone
Kenny Burrell – guitar (1,3,5)
Donald Bailey – drums
Tracks:
01: Midnight Special
02: A Subtle One
03: Jumpin’ the Blues
04: Why Was I Born
05: One O’Clock Jump
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