一直線のアメリカンロックを聴かせるジョー・イーリーが1989年に発表したライヴアルバム。彼の地元、テキサス州オースティンでの収録です。
バンドはジョー・イーリーの他、ジミー・ペティット(ベース)、デイヴィス・マクラーティ(ドラムス)、デヴィッド・グリッソム(ギター)の4人。いずれもシンプルでストレートなアメリカン・ロックをきっちり演奏してくれる。ギタリストのデヴィッド・グリッソムはこの頃、ジョン・メレンキャンプのツアーメンバーとしても活躍したりしてましたが、結構ヘビーな音を聴かせてくれています。
全13曲中イーリー作のものは8曲(共作含む)。歌自体は別段うまいという感じではなく、声に特徴があるので好き嫌いが分かれるかも知れません。一方演奏については、アメリカンロック好きにはたまらないでしょう。むしろ声よりもギターをかき鳴らしたり、あるいはきちっとしたバンドによる演奏を聴いてしまうと、このアクのある声さえ気にならないかもしれません。
知る人ぞ知ると言う感じの、南部寄りの正真正銘のアメリカンロックを楽しめるのは間違いありません。この時期のジョー・イーリーは南部のロック好きにはいい作品が多いので、他のものも聴いてみて欲しいです。
Tracks:
01: Me And Billy The Kid
02: Are You Listenin’ Lucky?
03: Grandfather Blues
04: B.B.Q. & Foam
05: Row Of Dominoes
06: Dallas
07: Where Is My Love?
08: She Gotta Get The Gettin’
09: Drivin’ To The Poorhouse In A Limousine
10: Cool Rockin’ Loretta
11: Musta Notta Gotta Lotta
12: Letter To L.A.
13: If You Were A Bluebird
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