2014年の Terms Of My Surrender 以来4年振りとなるジョン・ハイアットの作品です。
近年のジョン・ハイアットの作品は、個人的にはそれほど素晴らしさを感じていませんでしたが、本作は結構好きで聴いています。活動を始めた前半の1970年代~1980年代前半の雰囲気を漂わせています。楽器構成も相変わらずアコースティックギターを中心にした非常にシンプルな構成で、そんなこともありメロディーとヴォーカルが響いてきます。
ヴォーカルは全盛期と比べるとやや衰えを感じるところもあるけれど、それでも相変わらずの渋さ。メロディーはさすが名曲を多数生み出してきただけのことはある出来栄えで、初期の作品で時々聴かれたちょっとひねった曲の構成がジョン・ハイアットらしいです。ギターサウンドは派手なテクニックこそないけれど、シンプルで渋くてかっこいい。
いまだに1980年代後半の “Bring The Family” や “Slow Turning” あたりを引っ張り出してきて聴くことが良くありますけど、この作品も将来的にそうなりそうな予感があります。フォークロック的なアプローチの作品としては本年No.1の作品かなと思いました。
また来日してくれないかな。無理かな。無理だな。
Tracks:
01: Cry To Me
02: All The Way To The River
03: Aces Up Your Sleeve
04: Poor Imitation Of God
05: Nothing In My Heart
06: Over The Hill
07: Outrunning My Soul
08: Hide Your Tears
09: The Odds Of Loving You
10: One Stiff Breeze
11: Robber’s Highway
コメントを残す