2018年発表のジョン・プライン、2年振りの作品。ただ、過去の数作品は本人作品が未収録でしたので、本人の作品が収録されている作品としては13年振りの作品です。
今年のビルボードアルバムチャートにおける「春の珍事」と言えるのは、何と言ってもこの作品が初登場5位にランクインした、と言うことでしょうか。今までトップ5はおろか、前作 “For Better, Or Worse” の最高位が30位だったジョン・プラインが、いきなりの初登場5位。私は4月28日付のチャートを見て目を疑いました。
ジョン・プラインはもともとはフォークシンガーとして音楽活動を開始して、1971年にデビューアルバムを発表したわけですが、当時からボブ・ディランのフォロワー的な位置付けにいた人です。その後フォーク、フォークロックのジャンルで、近年はかなりカントリー寄りの作品を発表していました。
さて本作も、フォークと言うよりはかなりトラディショナルなカントリーの香りのする作品です。曲は全体的にラブソングが多い印象ですね。言葉が美しいので、歌詞にもぜひ注目してほしいと思います。
個人的な推し曲は、ユーモラス感のある “Eggs & Daughter Nite, Lincoln Nebraska, 1967” と、アマンダ・シャイヤーズとジェイソン・イザベル夫妻のバックヴォーカルが美しい “God Only Knows” です。
Tracks:
01: Knockin’ On Your Screen Door
02: Have Met My Love Today
03: Egg & Daughter Nite, Lincoln Nebraska, 1967 (Crazy Bone)
04: Summer’s End
05: Caravan Of Fools
06: Lonesome Friends Of Science
07: No Ordinary Blue
08: Boundless Love
09: God Only Knows
10: When I Get To Heaven
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