2018年発売のケニー・チェズニーの通算18作目のスタジオアルバムです。
ケニー・チェズニーは日本ではあまり知られていませんが、ビルボード誌のアルバムチャートでは常連のアーティストで、カントリーチャートでは大概1位を獲得していますし、ジャンルに関係ないポップアルバムチャートでもかなり上位のランクを記録しています。本作は5年間契約していたコロムビアナッシュビルレーベルを離れ、ワーナーナッシュビルと契約して最初の作品、ビルボード誌のポップアルバムチャートでも初登場2位を記録しています。
最近のカントリーミュージックの動向は、ロックやヒップホップとの融合なんていうものが出てきていて、ゆったりと聴けるカントリーミュージックはウィリー・ネルソンのような大御所を聴くか、探して探して見つけて聴くことになるのですが、このケニー・チェズニーはロック寄りなところを見せつつも完全にそっちには行っておらず、カントリーファンからポップファンまで、幅広いファンに受け入れられる人なのかも知れません。
以前からケニー・チェズニーはどちらかと言うと南国のリラックスした雰囲気と融合している感じなのですが、本作では特にその傾向が強いような気もします。トラディショナルな雰囲気を保ちながらも、”Love For The Love City”ではジギー・マーリーと、”Trying To Reason With Hurricane Season”ではジミー・バフェットと共演していて、この2曲はものすごく良い雰囲気を出してくれます。
これ以外にもシングルヒットした”Get Along” (全米ポップチャート22位)なども良い曲で、アルバム全体的にもここ最近の彼の作品では一番の出来だと思います。
Tracks:
01: Song For The Saints
02: Every Heart
03: Get Along
04: Pirate Song
05: Love For Love City (with Ziggy Marley)
06: Ends Of The Earth
07: Gulf Moon
08: Island Rain
09: Trying To Reason With Hurricane Season (with Jimmy Buffett)
10: We’re All Here
11: Better Boat (featuring Mindy Smith)
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