きいやま商店 / アカサタナ

2021年4月にリリースされた、きいやま商店の3年ぶり8枚目の作品(ミニアルバム)です。

きいやま商店は、沖縄県石垣市出身の3人組で、2008年に結成。以来沖縄をメインに活動しています。本作は、きいやま商店が結成される前から親交のあったナオト・インティライミがプロデュースとソングライターとして参加しています。
そんなこともあって、アルバムの雰囲気としてナオト・インティライミっぽさが出ている一方、きいやま商店らしく沖縄の雰囲気が感じられて、まるで聴いている我々に強い太陽が注ぎ込むようです。

リード曲の「きいやまのアカサタナ」は、沖縄(石垣?)の方言がふんだんに散りばめられていて、沖縄のコトバに慣れていない方は一体何を言ってるんだ?と思うかも知れません。幸い私は沖縄のラジオ番組を聴き込んでいましたので、あまり違和感なく理解することができました。この曲は沖縄のラジオ局だけでなく在京のラジオ局でも度々聴く機会がありました。とても楽しく踊りだしたくなるような曲で、このアルバムのベストチューンだと思います。

カントリーっぽさを感じる「ぼくらの大冒険」、レゲエな「Chill Chill」、疾走感のある「海に行こう」、どうやらきいやま商店では初めてのバラードらしい「アノコトバ」と、どれも気持ちよく聴けます。「アノコトバ」は、こちらが気恥ずかしくなるような、かなりベタなラブソングです。ちょっと変わった曲の構成になっていて、2つか3つの曲を一つにまとめたような展開。難しそうな歌だな(笑)と思いました。

沖縄出身のバンドや、ポップなレゲエが好きな方はかなり気に入るのでは?と思います。「今年の夏アルバム」として聴いてみてはいかがでしょうか。気持ちよくなれる、いい作品です。

Tracks:
01: きいやまのアカサタナ
02: ぼくらの大冒険
03: Chill Chill
04: 海に行こう
05: アノコトバ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です