KIRINJI / 愛をあるだけ、すべて

KIRINJIの2年ぶり13作目の作品です。(2018年)

前作「ネオ」もすごく良いアルバムで、未だに愛聴してるのですが、この前作発表以降、キーボードのコトリンゴさんがグループを離れてしまい5人組になってしまいました。とは言え、本作も素晴らしい作品になっております。

前作ではまさかのRHYMESTERとのコラボがあって、私としては度肝を抜かれたわけですが、本作でもCharisma.comをフィーチャーした「AIの逃避行」が収録されています。前回同様、ヒップホップとバンドサウンドの融合が完璧です。その他、リードシングルの「明日こそは」から「時間がない」までがグイグイのA面、うら若きOLの弓木ちゃんをつい想像してしまう「After the Party」以降がB面といった趣です。

堀込高樹氏の歌詞は相変わらずで(笑)、「非ゼロ和ゲーム」「悪夢を見るチーズ」あたりの歌詞はよくよく聴いて頂きたいです。
(「正露丸みたいな匂いのウイスキー奢る」って…)

KIRINJIならではの独特の歌詞、唯一無二の美しいメロディ、そして完璧な演奏。弓木ちゃんのチャーミングなヴォーカルもすごく良いアクセントになってます。そんな魅力に溢れた名作で、収録曲も全く飽きることなく聞き通してしまいます。このアルバムも、これからずっと聴き続けるんだろうなあと思っています。

Tracks:
01: 明日こそは/It’s not over yet
02: AIの逃避行(featuring Charisma.com)
03: 非ゼロ和ゲーム
04: 時間がない
05: After the Party
06: 悪夢を見るチーズ
07: 新緑の巨人
08: ペーパープレーン
09: silver girl


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