Lady Antebellum / Need You Now

2010年1月にリリースされた、カントリーグループ、レディ・アンテベラムによる2作目のアルバムです。
レディ・アンテベラムは2006年に結成された3人組で、リード・ヴォーカルを努めるヒラリー・スコットを中心に、チャールズ・ケリー、デイヴ・ヘイウッドの2名がサポートする(チャールズはヒラリーとのデュエットでヴォーカルを取ることもある)という構成となっています。

さて、アメリカでも全米アルバムチャートで初登場第1位を獲得するなど大ヒットした本作品ですが、実は日本でもこのアルバムからのファースト・シングル “Need You Now” のヒットに乗っかる形で結構プロモーションが行われていました。もっとも、日本のことですので、毎度のことながら「カントリー・アーティスト」としてのプロモーションはされていなかったので、私にとっては残念でしたが。

さてこのタイトルチューン。マイナー調のポップソング。歌詞もとっても切なく、ストレート。「別れたあの人がやっぱり必要…」と、男女 (チャールズとヒラリー)が掛け合うラブソング…ということで売れる要素は満載。結果として、全米カントリーチャートでは5週連続No.1になり、全米ポップチャートでも2位を記録すると言う大ヒットになりました。ウィキペディアによると、ビルボードの日本チャートにおいても最高12位まで上がっているとのことです。

この曲は、比較的あちらこちらでも聞くことができるのでこれ以上の紹介は省くとして、本アルバムに収録されたこれ以外の曲は、全体的にはカントリー寄りのポップと言う感じがします。静かなピアノがフィーチャーされたり、ストレート勝負のロックの曲が入っていたりして、少々まとまりに欠けるような感じはありますが。
一方、本職のはずの(?)カントリー系の曲はどうかと言うと、2ndシングルとなった “American Honey” や、”Something ‘Bout A Woman” と言った曲では、見事なカントリーフレーヴァーを披露してくれていて、コーラスのうまさが非常に光るものとなっている。

次作はもっと、アメリカの広大さを彷彿とさせるカントリー中心の選曲にしてくれればいいなという気持ちが非常に強いですが、本作品については、ポップ・カントリーというジャンル的な味方からすれば聴いていて心地よい作品だと言えると思います。ヒラリー・スコットがいい感じを出しておりました。

Tracks:
01: Need You Now
02: Our Kind Of Love
03: American Honey
04: Hello World
05: Perfect Day
06: Love This Pain
07: When You Got A Good Thing
08: Stars Tonight
09: If I Know Then
10: Something ‘Bout A Woman
11: Ready To Love Again


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