2021年9月にリリースされた、リンジー・バッキンガムによるアルバムです。
前作は確か、フリートウッド・マックのアルバムとして作り始めたのにいつの間にかクリスティン・マクヴィーとのコラボアルバムになった、みたいな作品でしたので、本当の意味でのソロアルバムは10年振りになると思います。
コロナ禍の最中ということもあり、リンジーの自宅で一人で録音した作品となっています。
さて聴き始めていくうちに、この作品は今までの中で一番フリートウッド・マックっぽいなと感じました。彼独特の、フィンガーピッキングによる硬いギターサウンドの入り方が実にマックっぽい。”I Don’t Mind” や “Blind Love”、”Blue Light” あたりが、Rumors から Mirage あたりの雰囲気を感じて、嬉しいと言うか驚いたと言うか懐かしいと言うか、そんな気持ちになりました。
(正確には、「思わずニヤッとしてしまいました」と言ったほうが良いでしょう…)
そんな感じでアルバム通して楽しく聴くことが出来ました。
1点だけ気になったのは、明らかに「打ち込みました」と言う感じのドラムスの曲が何曲かあったことでしょうか。これは、今の世の中の現状を考えると仕方ないところなのでしょうが、生の迫力あるドラムスをバックに歌い演奏して欲しかったなあというのが正直なところでした。全体的に、曲はすごく良かったのでこれからも聴いていくと思います。
Tracks:
01: Scream
02: I Don’t Mind
03: On The Wrong Side
04: Swan Song
05: Blind Love
06: Time
07: Blue Light
08: Power Down
09: Santa Rosa
10: Dancing
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