Luke Bryan / Tailgates & Tanlines

2011年に発売された、ルーク・ブライアンの現時点での最新作です。
ルーク・ブライアンは、日本ではほとんど知られていないアーティストですが1976年生まれの36歳 (執筆日現在)。今乗りに乗ったカントリー系のアーティストです。ジャケットの彼の写真を見て分かる通り「好青年」って感じですよね。

本作、今のカントリーミュージックの主流となっている、まさにコンテンポラリー・カントリー・ミュージックで、ロックフォーマットのラジオ局でかかってもおかしくないような曲が中心となっています。
こういった作品がカントリーミュージックファンにも受け入れられるのは、ロックドラムをバックに派手なギターソロが鳴っていてもバンジョー、ペダルスティール、マンドリン、フィドルと言った楽器が演奏の中心になっていて、ヴォーカルも伝統的なスタイルに近いからなのだろうと思います。これが「コンテンポラリー・カントリー」の定義と言っても良いのでしょう。

本作では、アルバムの冒頭に収録されているシングル曲、”Country Girl (Shake It For Me)” がまさに典型的なコンテンポラリー・カントリーミュージックですね。ディストーションが利いたギターにフィドルが絡み付く、日本の音楽ではそうそう聴くことができないタイプの音楽。アメリカを感じさせる雰囲気です。

また本作からは現在までに3曲のヒット曲が出ています。第一弾シングル “I Don’t Want This Night To End”、上記 “Country Girl (Shake It For Me)” の2曲はビルボードの全米ポップチャートで22位、3枚目のシングル “Drunk On You” は16位まで上がる大ヒットとなっており、本作でジャンルを越えた人気を確実に得ることができています。また、カントリーシングルチャートではそれぞれ1位、4位、1位とクロスオーバーな活躍をしております。

例によってカントリーミュージックのプロモーションに対しては明らかに消極的な日本なのですが、たまに有線で彼の曲が聴こえてくることもありますし、人気が出てくればいいなと思っています。

Tracks:
01: Country Girl (Shake It For Me)
02: Kiss Tomorrow Goodbye
03: Drunk On You
04: Too Damn Young
05: I Don’t Want This Night To End
06: You Don’t Know Jack
07: Harvest Time
08: I Know You’re Gonna Be There
09: Muckalee Creek Water
10: Tailgate Blues
11: Been There, Done That
12: Faded Away
13: I Know You That Way


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