lyrical school / WORLD’S END

2017年4月に新体制になってからのlyrical school(リリカルスクール)の初のフルアルバムがようやく2018年6月に発売になりました。
それまでに、既にシングルは数枚発売されていたので、正直今や遅しと待っておりましたが、期待に違わぬ良い出来になっています。

冒頭のインタルード(risanoの英語力が発揮)に続いての「つれてってよ」以降、新生リリスクらしい、キレのある、明るい、アイドルのラップがテンポ良く進んで行き、なかなかのドライブ感。特に新生リリスクの初シングル「夏休みのBABY」から最新曲「常夏リターン」「オレンジ」と続く夏らしいチューンの流れがとても軽快で、本人たちもとても気持ちよくやっているなあという感覚がよく分かります。
特に「常夏リターン」(これは「とこなっつリターン」と読みます)は、スチャダラパーとかせきさいだぁの共作ということで話題になっていますが、詩の内容もテンポもスチャダラパーの夏の名曲「サマージャム’95」にインスパイヤされた感。アイドルのかわいらしさとスチャダラパーのユルさに夏のイメージが重なって素晴らしい出来だと思います。「オレンジ」の、弾けるようなポップさも彼女たちならでは。

こういう「アイドル+ラップ+ポップ」なテイストを持つのは彼女たちならではの持ち味で、それが存分に生かされた佳作だと思います。
もちろん彼女たちはまだ成長途中だと思いますし、これからももっといい曲を発表し続けてくれると思います。このアルバムの何曲かは、私の夏のプレイリスト(それこそ「サマージャム’18」という名のプレイリスト 笑)に入っているので、まだ暑さの続くこの夏を本作品とともに過ごして行きたいと思っています。

Tracks:
01: -PRIVATE SPACE-
02: つれてってよ
03: 消える惑星
04: High5
05: 夏休みのBABY
06: 常夏リターン
07: オレンジ
08: CALL ME TONIGHT
09: Play It Cool
10: DANCE WITH YOU
11: Hey! Adamski!
12: WORLD’S END


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