T-Paletteレーベルに移籍してからも、とても質の高い作品を作り続けているNegiccoの2016年作品。またしても名作、という出来。
昨年の私のベストアルバムである前作 “Rice and Snow” から1年、その間シングルリリースだけでなく日比谷野音や中野サンプラザなどでのワンマンを次々と成功させてきた彼女たちだが、この充実ぶりがこのアルバムにもしっかりと現れています。
今回も名曲揃い。これぞポップの王道と言える池田貴文(レキシ)作「ねぇバーディア」(オリコン週間7位)、土岐麻子とさかいゆうの共作「矛盾、はじめました」(同8位)のジャジー&ラテンな雰囲気、Meguの歌詞とconnieのメロディがあまりに美し過ぎて、個人的に日本のポップソング史に残る名作の一つと信じている「おやすみ」などなど。70年代ディスコサウンドを彷彿とさせる「マジックみたいなミュージック」は、どことなくシェリル・リンの “Got To Be Real” を彷彿とさせますし、「土曜の夜は」はSUGARBABEへのオマージュと言った感じです。
3人の息のあったハーモニーも美しい。なかなか賛同を得られてないけど、個人的にはNegiccoって平成のキャンディーズと言ってよいと思っています。つまり私(50歳)世代にも十分受け入れられる作品なんです。
単なるアイドルと思って聞くと、曲の充実さに驚くはずですよ。
Tracks:
01: ねぇバーディア
02: RELISH
03: マジックみたいなミュージック
04: 恋のシャナナナ
05: Good Night ねぎスープ
06: 江南宵歌
07: カナールの窓辺
08: 虹
09: SNSをぶっとばせ
10: 矛盾、はじめました。
11: 土曜の夜は
12: おやすみ (Album Ver.)
13: 私へ
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