ロック史に残る名盤のひとつ。1978年に行われたコンサートツアーのライブアルバムです。
今でも思い出す、ニール・ヤングの1989年の来日コンサート同様、アコースティックサイドとエレクトリックサイドの2部構成。前半はハーモニカとアコースティック・ギターを演奏しながらまったりと、後半は (恐らく) 髪を振り乱しながらの壮絶なロックンロール、という展開です。
前半はどちらかと言えばほのぼのムードで展開されます。冒頭の3曲はニール一人による演奏で、カントリーっぽささえ感じます。また、名盤 “Harvest” に収録されている名曲 “The Needle And The Damage Done” の弾き語り、すばらしいです。
これが後半のエレクトリックサイドになると、あまりの変貌さにびっくりします。このラフでヘビーで、余分な贅肉を全てそぎ落としたようなシンプルで強烈な演奏の凄さったらありません。これはニール・ヤングにしか表現できない「魂」そのものです。そして私は背筋がゾクゾクして心が高揚してきます。
これこそがまさにロックンロール。”Like A Hurricane”から”Hey Hey, My My (Into The Black)”での演奏、特に張り裂けそうなギターソロは名演中の名演と断言して良いでしょう。そしてエンディングを飾る “Tonight’s The Night” で一気にしんみり。思いきり泣いてしまいましょう。
このアルバムが発売されてから30年近くが経ちますが、ニール・ヤングのロックンロール魂は全く死んでいない。永遠に生きていて欲しいと思います。
ロック好きには持っていて絶対に損はしないアルバムです。
Tracks:
01: Sugar Mountain
02: I Am A Child
03: Comes A Time
04: After The Gold Rush
05: My, My, Hey, Hey (Out Of The Blue)
06: When You Dance I Can Really Love
07: The Loner
08: The Needle And The Damage Done
09: Lotta Love
10: Sedan Delivery
11: Powderfinger
12: Cortez The Killer
13: Cinnamon Girl
14: Like A Hurricane
15: Hey, Hey, My, My (Into The Black)
16: Tonight’s The Night
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