Neil Young / Mirror Ball

ニール・ヤングがロックバンド、パール・ジャムとがっぷり四つになって制作した、気合いの入った1995年発表の作品です。
アルバムにはなぜかパール・ジャムとしてのクレジットはないのですが、メンバー名全員のクレジットが確認できるので、事実上「ニール・ヤング with パール・ジャム」のアルバムと言うことができます。

期待通りにラフな雰囲気の曲が多くてカッコいいです!特に冒頭の “SONG X”、”Act Of Love” や、あのJ-WAVEでも良くかかっていたヒット曲 “Downtown”なんかは、レコーディングの状態そのままをアルバムにしたう一発録り感があり、たまりません。
“What Happened Yesterday”ではニール・ヤングのパイプオルガンの音色が光る、後半へのプロローグと言った趣の曲。

後半も同じような展開が続きます。ライブでも良く演奏される7分超の “Peace And Love” あたりは、クレイジー・ホースをバックに従えた雰囲気もあります。ドライブ感のある “Throw Your Hatred Down”、ニール・ヤングのどっしりした存在感が溢れる9分近い大作、 “Scenery”などなど、聴き所は満載。ニール・ヤングにパール・ジャムの各メンバーが「引っ張られて行ってる」と言う雰囲気すらあり、改めてニール・ヤングの存在の大きさを感じさせる作品となっています。

最初から最後までひたすらニール・ヤングらしいロックンロールを聴かせるこのアルバム、ロック界の最先端を突っ走る貫禄がそのままアルバムとして仕上がった感があります。1990年代の彼の一連の作品では紛れもなく最高のロックアルバムと言えます。

Tracks:
01: Song X
02: Act Of Love
03: I’m The Ocean
04: Big Green Country
05: Truth Be Known
06: Downtown
07: What Happened Yesterday
08: Peace And Love
09: Throw Your Hatred Down
10: Scenery
11: Fallen Angel


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