2022年にリリースされたオジー・オズボーンの作品です。

本作の発売に先立って、オジー・オズボーンの新作にはジェフ・ベックやエリック・クラプトンが参加していて超豪華な作品になる、というニュースが駆け巡っておりました。
ジェフ・ベックは2曲、エリック・クラプトンは1曲参加していますが、二人ともいかにも！な演奏をしていて、オジーのヴォーカルとのコンビネーションは実に新鮮な雰囲気でした。初めて聴いたときはちょっとギタリスト側が主張しすぎていてミスマッチかな？と思いましたが、聴き続けていくと新鮮味が溢れてくる感じです。

ギタリストの参加は、この他にMike McCready (パール・ジャム) 、Zakk Wylde (オジー・オズボーン・バンド)、Tony Iommi (ブラック・サバス)というそうそうたる面々。そしてこの中でもZakk Wylde と Tony Iommi の二人のプレイを聴いていると、やっぱりオジーとの相性が最高だなと思ってしまうのです。
「ブラック・サバスのギタリスト」なんてすごい肩書を持つTony Iommiはもう70代半ばなんですが、年齢を一切感じさせないエネルギッシュなギタープレイ。Zakk Wyldeは若造というイメージだったんですが既に50代半ばという年齢でびっくり。80年代後半から10年以上もの間、バンドのキーとなる音を演奏し続けただけのことはあります。二人共貫禄あります。

というわけで、いろんなギタリストとの共演が堪能できる、非常にお得な気分にさせてくれる作品集となっています。オジーは半歩下がった感じで、変わらないヴォーカルを聴かせてくれていますが、やっぱりこのギターの音にはオジーの声が似合うなーと感じる作品でした。ハード・ロックやヘビメタが好きではない人にもオススメしたい！そんなアルバムでしたよ。みなさんも楽しみましょう！

Tracks:
01: Patient Number 9 (feat. Jeff Beck)
02: Immortal (feat. Mike McCready)
03: Parasite (feat. Zakk Wylde)
04: No Escape From Now (feat. Tony Iommi)
05: One Of Those Days (feat. Eric Clapton)
06: A Thousand Shades (feat. Jeff Beck)
07: Mr. Darkness (feat. Zakk Wylde)
08: Nothing Feels Right (feat. Zakk Wylde)
09: Evil Shuffle (feat. Zakk Wylde)
10: Degradation Rules (feat. Tony Iommi)
11: Dead And Gone
12: God Only Knows
13: Darkside Blues