2005年の作品。ちょうどベストアルバム2枚を出して以来2年ぶりの本作は、ベーシストであるtamaが脱退して岡野明仁と新藤晴一の2人組になって初のアルバムです。
本当に彼らは「メロディアスなロック」というコトバが似合う独特の世界を作ってくれるのですが、その世界は本作でも堪能できます。特に、岡野明仁の独特な声調と節回し(言い方古い?)は癖になります。
このアルバムではしょっぱなの「お?ストーンズ?」と思わせるギターのリフで始まる “Ouch!!” で幕を開けます。そして私にとって本作でのベストトラック、「ネオメロドラマティック」に入って行きます。前半はアップテンポ調の曲が続くが、ここでの岡野は本当に魅力的。新藤のギターもかっこいいし、いやそれだけでなく、乾いたスネアドラムがよろしい。
アップテンポだけでなくミドルテンポのロック・ポップやバラードでも十分に聴かせてくれるのですが、それは中盤から後半にかけての「黄昏ロマンス」「Twilight, トワイライト」「何度も」あたりを聴けば納得がいくのではないかと思います。特に「何度も」はかなりぐっとくる魅力を感じます。
私がポルノグラフィティを本格的に聴き始めたのはここ1~2年 (しかも小学生の息子の影響) ですが、オリジナルアルバムでは今のところこれが一番の出来ではないかと思います。
Tracks:
01: Ouch!!
02: ネオメロドラマティック
03: 東京ランドスケープ
04: We Love Us
05: 黄昏ロマンス
06: Twilight, トワイライト
07: ROLL
08: シスター
09: ドリーマー
10: 社員 on the beach
11: プッシュプレイ
12: うたかた
13: 何度も
14: Let’s Go To The Answer
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