Rickie Lee Jones / Naked Songs

1995年に発表された、リッキー・リー・ジョーンズのアンプラグド・ライブです。デビュー時点からのけだるい様な、ちょっぴり甘い歌声は、デビュー15年を経ってもなお変わりがありません。

本作は、最後を締めくくるスタンダードナンバー “Autumn Leaves” を除いて、彼女のオリジナルソングから選曲されています。従い、ベストアルバムのライブ盤として聴くこともできます。彼女はアコースティックギターやピアノを弾きながら観客たちに歌いかけます。ライブレコーディングと言うこともあって、きちんとプロデュースしたというよりも、実況録音の感じが強く、オーディエンスに語りかけてくれる様な雰囲気がとても彼女に合っています。

全15曲のうち9曲がアコースティックギター、5曲がキーボード、1曲がベースと、それぞれの曲で使用している楽器は1つだけで、あくまで主人公は彼女のヴォーカルとなっております。私は1979年に発表されたデビューアルバムが本当に好きなので、この作品で一番惹かれたのはこのデビューアルバムからの “Young Blood” から “The Last Chance Texaco” と続くギターの弾き語りです。この2曲における彼女のヴォーカルの魅力は素晴らしいと思っています。そして、彼女のデビュー曲であり最大の大ヒット曲である、 “Chuck E’s In Love” は、デビュー当時の奔放さから少し大人になって、雰囲気が少しだけ変わってきているなあと思えます。

本作もスタジオ録音盤と同様、リッキー・リー・ジョーンズのヴォーカルの魅力を大いに楽しめる、そんな快作です。夜中に電気を落とし、目を閉じて静かに聴くのもいい感じです。

Tracks:
01: The Horses
02: Weasel And The White Boys Cool
03: Altar Boy
04: It Must Be Love
05: Young Blood
06: The Last Chance Texaco
07: Skeletons
08: Magazine
09: Living It Up
10: We Belong Together
11: Coolsville
12: Flying Cowboys
13: Stewart’s Coat
14: Chuck E’s In Love
15: Autumn Leaves


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